メディア・ユニバーサルデザイン とは? - 文字編 -

文字にはさまざまなフォント(字体)があり、それぞれ違った印象を与えます。デザインの雰囲気を左右する働きもあるフォントですが、メディアを作る上で欠かせない文字情報は「誰にでも読みやすい」よう配慮する必要があります。
今回は「文字」という観点から、工夫すべきポイントを実例を交えてお伝えします!

読みやすい文字とは

「誰にでも読みやすい文字」にするためには、文字の大きさやフォント、間隔などさまざまな方法が考えられます。

・文字の大きさ

文字の大きさは読みやすさに影響を与える重要な要素です。年齢や視力に関わらず、誰もが読みやすい適切な文字サイズを選ぶことが重要です。また媒体やシーンに合わせて適切な文字サイズを選ぶ必要があります。

・文字の太さ

視力に問題があると、文字がぼやけたり、かすれたりします。近視・遠視の方にとって太すぎる文字は、ぼやけて文字がつぶれて見えてしまい、白内障・弱視の方にとって細すぎる文字は、線がかすれて見えるため、文字として認識することが難しくなります。

・行間と字間

行間や字間が狭すぎるとどこを読んでいるか分かりづらく、文章を理解するのに苦労したり読むこと自体が疲れてしまいます。行間や字間を適切に空けることで、文章が読みやすくなります。

 

 

UDフォントの使用

ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)は文字一つひとつの視認性を高める設計がされています。これらのフォントは可読性や視認性、判読性が高くなるようにデザインされており、UDフォントを使用するだけでも効果があります。

 

実例

では、実際にどのような配慮や工夫を加えるのか、実例を交えてご紹介します!

改善前

「キャッチコピー」「本文」「問合せ情報」で改行しただけの状態。それぞれの要素の区切りが分かりづらく、読みづらい印象です。

改善後

「キャッチコピー」「本文」「問合せ情報」それぞれの情報ごとに文字のサイズや太さを変更し、差をつけることで情報が整理され見やすくなりました。黒1色でも文字の太さや大小、組み方や間隔を調整することで伝わりやすくできます。

まとめ

メディア・ユニバーサルデザイン(MUD)における文字の配慮は、視覚に障害がある方や高齢者など、多様な人々にとって情報が伝わりやすいようにするための重要な要素です。スタジオーネ63には、メディア・ユニバーサルデザイン教育検定(MUD検定)の資格を持つスタッフが在籍しています。MUDを取り入れたデザインをご検討の方は、ぜひお気軽にお問い合わせください!

 

 

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