
前回からかなり間が空いてしまいましたが、プロモーション企画の実践編の第二弾、今回も「アートパラ深川」についてご紹介します。
https://artpara-fukagawa.tokyo/
核はWEBサイトと書いたけど
前回、ボランティアイベントにおけるプロモーションの核はWEBサイトだ!と書きました。もちろん間違いではないのですが、実はもうすでにそうは言っておれない事態になりつつあるのはみなさまもご承知のとおり。
世はすでにSNS全盛の時代。どんなに立派なWEBサイト(厳密に言えば言えばHP)を作っても、そんなのもう誰も見に来ません。いや来ますけど、情報収集や話題の中心は完全にSNSへと移行しています。
簡単に言えば、情報収集のツールはPCではなく、その7割ほどがスマホ。そしてそこからアクセスするのはHPではなく、LINEやYoutube、インスタ、Xなどなど。つまりそちらへの対応なくしてプロモーションの核は〜などと叫んでも意味がないご時世になっています。
アートパラ深川が一時的なイベントであればそのような対策は必要ないかもしれません(それでも重要かもしれませんが)。しかしこのイベの中核には「100年続く芸術祭」という大テーマが横たわっています。
ということは、新しい告知手段は継続的かつ積極的に取り入れないといけないし、若い人にもどんどん参加してもらって新陳代謝しなければならない。つまりもはや
イベントプロモーションの本当の核はSNSだ!
ということになります。そこで今回は、アートパラ深川においてSNSをどのように推進しているのか、そのあたりについてご説明したいと思います。
カギは実行委員の若年層化か
ただし、こうなってくると単なるSNSの促進、にとどまらなくなってきます。なぜならば、私を始めとする中高年はさほどSNSに強くないから。w 知識として、あるいはオーディエンスとしては見知っていますが、自分を中心に回せ、と言われてもねぇ。そうなるとやはり頼りになるのが若い世代。しかし、当実行委員の中にそんな年代の人はほとんどいません。そこで
実行委員への若い戦力のスカウティング、
という根っこの部分から事は始まります。
ではこれをどうやっていくのか?
もう力技と熱量のみです。w
実行委員のお子さまやお知り合い、あるいは有望と思しき高校生や大学生の勧誘。そのあたりから地道に発掘していかなければなりません。昨年はようやく10〜20代前半の「中の人」擁立にこぎつけ、SNS施策の推進力を得ることができました。
そしてもう一点、何代にもわたる実行委員が毎年のようにチャレンジし、挫折した
SNSアカウントの整理統合。
毎年のように作っては途中放棄を繰り返し、引継ぎや更新もされていないのでもう何がなんやら。w それらをきれいに整理し直す必要があります。
それらに関しても比較的若い世代(言うても30代)がなんとか交通整理してくれました。
こうしてようやく昨年から本格稼働が始まったアートパラ深川のSNS戦略。実は掲載内容の精査(誤字脱字を含めた情報の正確性の担保)をどうするのかなど、当初さまざまな懸念も飛び交いましたが、逆に言えばそれもSNSの良さ。よほどのことがない限り間違えれば謝ればいいし修正も即応可能。若き「中の人」のキャプテンシーを信じて、私を始めとする老いぼれた船員はひとまず見守ることにしました。w
まだまだ始まったたばかりですが、少しずつ改善され、将来多くのファンを獲得してくれることと期待しています。
そして若い方の実行委員への参加、これに関しても引き続き努力を重ねていけないと感じています。
志の高さのみで耳目は集まらない
さて、このようにしてかなり遅まきながら始めたSNS戦略ですが、一方的に情報を垂れ流すだけで注目を集めることが難しいのはご承知の通り。
ただありがたいことにアートパラ深川は、その作品のクオリティの高さ、そして通常のアート作品にはない独特の世界観や個性、いうなれば「こんなの見たことない!」ような作品がキラ星のごとくあり。
それらを選ぶ審査員も、コシノジュンコさんを始め、著名な方々が手弁当でこのイベントに参加し、雰囲気を盛り上げてくれています。
その証拠に、昨今大勢来日しているインバウンドの鑑賞者からも高い評価を得ていて、作品とイベント趣旨の素晴らしさに多くの賛辞をいただいています。
このようにコンテンツ力にはそれなりの自信があるのですが、それだけではまだまだ手ぬるい!
というわけで、昨年から始めたのが
オリジナルグッズの展開。
これには大きく分けて2種類あり、鑑賞者に無償配布されるDMや携帯ステッカー、そしてもうひとつが有償となるTシャツやトートバッグなど。先のSNSではこれらのサンプリングや販売、さらにはプレゼントとしての情報を掲載することで、よりインセンティブを高めようと努力しています。
この試みもまだ始まったばかりで、昨年などは製品化するだけでも一悶着。なんせこれまでは寄付を主体とした非営利活動団体だったので、「製品化」とか「販売」というワードに非常にセンシティブであり。実現できるかどうか、水面下ではかなり激しい論戦にもなりました。
ただ「変えていかないと何も変わらない」ということや「100年続けるための具体策」という観点で、ようやく一歩踏み出せたというのが正直なところです。
実はこのあたり、
「ボランティアイベントにおける経済性」
というのも大きな焦点でして。若干プロモーションの範疇を飛び越えそうでもありますが、それに目をつぶっていてはボランティアベースのイベントプロモーションの本質を見逃すことにもなりかねません。
というわけで、次回はそのへんについてお話できればと思います。
(つづく)
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