撮影の現場では、様々な困難、絶体絶命のピンチがディレクターのあなたに迫ります。
カメラマンが渋滞にはまって集合時間に来ない、機材の故障やバッテリーの充電忘れ、予報を裏切る急な悪天候、映ってはいけないものの映り込み、演者さんが撮影中に熱中症、そしてディレクターであるあなた自身が当日インフルエンザで40度超え、などなど。
想像しただけで冷や汗が出てくるような話ですが、「自分は日頃の行いが良いから大丈夫」などと甘く見てはいけません。これは現実に起きている事件です。今日もどこかで、つらい目にあっている映像ディレクターが確実にいるのです。
今回の記事では、実際に私が人づてに聞いた話を基に、撮影現場で注意すべき事例を紹介します。
救急車のサイレン事件
屋外やお店、会社のオフィスなどでインタビューを行う場合には、周囲の雑音が大きすぎてコメントを収録できないという事件がたびたび発生します。
例えばこんな事件があったそうです。それは会社紹介ムービーの案件で、クライアントのオフィスでの社員さんのインタビュー。オフィスの前には大きな病院。嫌な予感は的中し、救急車のサイレンが響きわって止まらない…。どんなに優秀なディレクターでも、救急車をストップすることはできません。
また、似たような問題として、カラスがカーカー鳴きやまない、街宣車のスピーカーの声が止まらないなど、ディレクターを悩ます大きな音の事例は枚挙にいとまがありません。
だからこそ、インタビューはどこで撮影するか慎重に決めましょう。そのためにも事前にしっかりとリサーチし、現場を知ることが重要なのです。

出演者のTシャツ事件
衣装などなく、出演者が私服のまま映像に登場する場合、どんなにカッコイイTシャツを着ていても、「オシャレですね!」と褒めるのと同時にそのデザインをチェックする必要があります。
例えば、誰もが知っている超有名キャラクターやブランドロゴが大きくデザインされたTシャツは当然NGにしたいところ。また、英文を使ったオシャレデザインにも要注意です。過激な英単語、公序良俗に反するメッセージ、言ってはいけないワードなどなど。これを画にするのは危ないと感じたら、すぐさま着替えていただきましょう。さもなければ、あとから余計な問題に巻き込まれる可能性があります。
というワケで、服装についての注意点は事前に共有しておくことが大切ですね。

最後に
冒頭でも書いたように、撮影当日は様々な罠がディレクターを待ち受けています。
危険を事前に察知する、あるいは現場で危険を瞬時に嗅ぎ分ける。そんな能力も映像ディレクターには必要なのです。
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