
今回は撮影現場初心者の方が勘違いしてしまいそうな撮影用語を7つまとめてみました。
撮影現場に慣れてないのに、いきなり、「ちょっと撮影現場行ってディレクションしてきてよ」と言われたりした際に、撮影カメラマンやスタッフさんとスマートにコミュニケーションしたいですよね。
そのためにまず知っておくべきことは、現場でよく使われる言葉の意味です。
映像業界で働く人たちの間では、独特の言葉の使われ方、つまり業界用語があります。
今回はその中でもよく使う勘違いしがちな撮影用語を7つご紹介させていただきます。

上手・下手(かみて・しもて)
おそらく、どの撮影現場でも必ず1回は使われる言葉です。対象物を動かす際、もしくは誰かに指示を出す際に、この言葉以外に使わないといっても過言ではないです。
上手・下手(かみて・しもて)は上下ではなく、左右を表す言葉になります。カメラ側から見て、右側が上手(かみて)、左側が下手(しもて)です。
右、左では、カメラ側と撮影対象者から見ると逆になってしまうので、方向を共通認識させるための業界用語なります。撮影現場だけではなく、演劇や音楽のコンサートなど、劇場でも全く同様に使われます。「上手(かみて)に動かして」と言われた際に、上だと思って物を上げないでください。あなたの現場での評価が少し下がるかもしれません。
また、左右どちらか迷ってオドオドしてしても同様に馬鹿にされてしまうかもしれませんので、いつでも忘れないための自分流の覚え方を持っておきましょう。
板付き
この言葉もよく使います。撮影現場で「板付きで」と言われた時に、良かれと思って程よいサイズの板を探しに行かないでください。せっかくいい感じの板をすぐに見つけて得意げに持ってきても、その善意であなたの評価が少し落ちるかもしれません。
「板付き」の意味は、出演者が最初からフレームの中にいて撮影を開始することです。ですので、動画撮影の時にしか使わない言葉です。動画撮影に行く際は忘れないようにしましょう。
うるさい
撮影現場でカメラマンが「ちょっとうるさいかな」と言いました。あなたは何も喋っていないので他人事のように聞いています。すると、カメラマンはまたあなたに「うるさいって」と言います。「は!?私何もしゃべってませんって!」と、決して興奮気味に反論しないでください。あなたへの評価がまたちょっと落ちるかもしれません。
「うるさい」とは画角の中にいろいろなものがありすぎて、ごちゃごちゃしてしまっていることです。ただ、動画撮影時に騒音などがあって、この言葉を同じように使うややこしい場合もあります。状況を見極めて判断しましょう。
わらう
「わらって」と言われた時に、「変なこと言わないでください!私役者じゃないんだからそんな急に笑えません!」と真面目に返答したり、頑張って無理やり笑顔になって顔をこわばらせないでください。変な人だと思われてしまうかもしれません。
「わらって」とは物をどかして無くすことです。撮影現場では備品がつきものですので、この言葉が使用される頻度は結構高いです。覚えておきましょう。
いってこい
この言葉の使われ方は、「いってこいしようか」などと使われるので、勘違いすることはなかなかないかもしれませんが、もし「いってこい」だけを聞き取ってしまった場合、「え?どこにいけばいいんですか?ていうかなんでパシリみたいな扱いするんですか?」と憤らないでください。まだ行かなくて大丈夫です。
「いってこい」はその文字通り、行って来い、つまり行って帰ってくる動作をすることです。撮影現場でも使いますが、どちらかと言うと移動を伴うロケ撮影の場合など、A地点からB地点に移動してまたA地点に戻る際に、「いってこいする感じだね」などという使われ方とします。よく使われる言葉なので、覚えておきましょう。
ばれる
これもよく使われます。「君、ちょっとばれてるから」という感じで使われると、「ええ、私の何がばれてしまったの?」と焦ってしまう人もいるかもしれませんが、大丈夫です。過去の何かのことはばれていません。
この「ばれる」という言葉は、映像に映ってはいけない人や物が写ってしまった場合に使われます。よく考えてみると、使い方は日常の「ばれる」と同じです。撮影では基本カメラマンや裏方の人や機材はないものとして視聴者に届けたい、つまり本当はいるのにいない設定なのです。つまり、言い方は悪いですが、嘘をついている状態なので、それがばれてしまうと台無しになってしまうわけですね。
まとめ
いかがでしたでしょうか。私も最初は言葉の意味がよくわからず、カメラマンやスタッフさんとのコミュニケーションがうまく取れない時期もありましたが、こうした用語を理解しておくだけで、コミュニケーションが円滑になり、現場の進行がスムーズになっていきます。
最初は間違っても、真面目なあなたの評価は落ちないと思いますので、まずは一生懸命自分ができることを探して、積極的に行動していくことの方が重要だと思います。皆さんも現場をエンジョイしてください。
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